【次世代の学力】知識を活用する学びとは?①

一般的に「学力」といえば、得点力を指すことが多い。高い「学力」を有することで、目標とする進学先へ到達することができ、多くの知識を得ていることを示すことができるからである。確かに、現代の「学力」は、何かをなすときに不可欠のものであろう。「学力」がなければ、目標へ到達することも、物事を考えるときや議論をするときにも、深い意味付けをすることができないからである。この面からも「学力」は必要であるし、このような「学力」を求めることが「得点力」を高めることに、そして入試の場面では、「難関大学(中学・高校)に合格できる力」を指すようになる。時代や社会が、このような「学力」を求める背景もあったことだろうし、この「学力」が確かに人生の選択の幅を広げてきたことは、否定できない。

しかし、時代の変化とともに、今までは「学力」として表さなかった、思考力や判断力、管理能力などを、「学力」と表現する、あるいはカテゴリーに加えることが多くなってきた。社会に出てから求められる「学力」は、むしろ、このような力であり、専門的に積み重ねてきた「知識をベースにする学力」は、研究職でもない限り、あまり使われる機会が少なくなってきている。いままでは、「知識をつける学びで身につけた学力」、すなわち「学校で学んだ知識」は社会では役に立たない(役立つ場面が少ない)とも、言われてきたが、「次世代の学力」とは何か?を考えれば、実は「学校」で身につける「学力」こそ重要なのである。

「次世代の学力」の中には、「人として求められる能力」(コンピテンシー)が含まれる。これは従来の「学力」とは別のものではなく、むしろ一緒に身につけるものなのであろう。もちろん、学校現場では、これらを分けて身につけさせることはできない。座学で「学力」を身につけ、学校生活で知識を活用する力を養い、コンピテンシーを高めることにつながる。時代の変化とともに、Webを活用する社会が広がってきているし、知識を集約するだけの学びから「知識を活用する学び」へのシフトが急速に進んでいる。そうすれば、当然求められる学力観も変化してくる。単なる得点力を目指す「学力」から、「次世代の学力」を目指す風潮に変化している。

しかしながら、「次世代の学力」を計る指針が十分に整備されているとは言えない。いまだ「得点」による評価が「学力」を計る指針であり、コンピテンシー能力といわれる「次世代の学力」を計ることは難しい。

そこで、「次世代の学力」を計る別の指針を作れば、どうであろうか?これを「ルーブリック評価」として導入している学校が増えてきている。

その「ルーブリック評価」に関して、次回で述べていきたい。

 

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