次世代の「高大連携」とは?①

「英語教育を中心とした多言語教育で、実社会の最適解を探究する学び」を行っている本校(神田女学園)は、この学びを具体化するために「教科の枠を超えた学び」(リベラルアーツ教育)を実践している。教科の学びの中で「知識」や「教養」として求められる他教科の内容を取り入れたり、教科としての枠組みを意識することなく、「テーマ」に応じて学んだりしている。このような学びの中では、高い「言語運用能力」が求められるゆえ、テーマを深く理解するために「母語」で学び考え、「エイゴ」でも論述し伝え、さらに「第二外国語」で多角的にテーマ内容を深めていく…。いわゆる「マルチ・イマージョン」の学びも実践しているのである。

このような学びの根底には、「真の国際教養人」として、次世代で活躍できるような必要最低限の「知識と教養」を身に付けてほしいと願い、中等教育の枠組のなかで取り組んできた。しかし、このような教育ビジョンや取り組み、プログラムが在校生や受験生だけでなく、教育関係者にも広く知られることになり、現在、全国の大学さまより、「高大連携」のオファーを多数いただくことになっている。

「高大連携」といえば、一般的には生徒間の相互交流であったりとか、中には指定校の有無、大学のアドミッションセンターの説明会程度でも、「高大連携を行っています」というのを見聞きしているが、本校の取り組みは、このような「高大連携」とは異なっている。本校では、次世代で活躍する生徒たちに、「どのような力をつけてほしいのか」「真の学問探究の機会」「高等教育という世界での学び」などを提供する機会として、中高や大学の枠組みを超えて、「本物の学びの環境」を提供したいという純粋な「オモイ」から生まれてくるものである。「高大連携」というよりも、「教育環境連携」の方が良いかもしれない。例えば、指定校の有無に関わらず、大学で有している施設を活用させていただいたり、専門的な知識を持っている先生方に指導をいただいたり、大学が目指している教育を中高生に提供していただいたり…。もちろん、大学側も学部や学科の内容を中高時代から理解している親和性の高い生徒に入学していただく機会として活用もできる。

このような取り組みに対して、今までは「3つの大学」との連携をいただいていた。しかし、いずれも一般的な連携であり、真の「教育連携」とは言いづらい物であった。しかし、新たな関係を結び、教育連携を始める大学さまとは、「次世代の高大連携」を行う予定である。オファーをいただく、いずれの大学さまの教育も魅力的ではあるが、本校の「革新的女子教育」に親和性の高い教育内容でないと成果を出しづらいため、お断りさせていただいているケースも出ている。それでも、多数の大学さまの中から、次年度は「10校程度」の高大提携を結び、「革新的な連携教育」を進めていきたい。仮に10校程度の連携が出来れば、たぶん都内で唯一の数になるであろうし、本校生徒の選択肢が、相当に広がっていくことになる。しかも、全国の大学との「高大連携」ができるとすれば、それこそ、全国の地域から本校に入学を希望する生徒が増えるであろうし、「真の多様性」をもった学校環境ができるかもしれない。

次回では、より具体的な取り組みや方向性を、お話していきたい…。

 

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